防災したっけで企画・運営している防災イベント
「防災クエスト -うんちモンスターをつかまえろ!!-」についてご紹介いたします。
ストーリー
ここは20XX年の研究室 B-ラボ
まさかの実験失敗でうんちがモンスターになっちゃった⁉
しかも、所長のうっかりでモンスターが逃げちゃった⁉
これまでの研究でうんちモンスター(うんモン)は
大人に有毒な菌を出すことがわかっている。
町中の大人が病気になってしまう前に
子ども研究員の力で
うんちモンスターをつかまえろ!!
イベントの流れ
内容について
クエスト1 魔法のライト
うんモンは暗ーいところが大好き。しかも「丈夫なところ」にかくれてるらしい…。
クエストをクリアしてうんモンを捕まえるためのアイテムをもらおう!
このクエストで得られる防災体験
・家具転倒防止の時に必要になる、普段は見られない壁の構造を見て感じとることができる
・灯りの形状によって場面で使い分ける。
クエスト2 ヒミツのリボン
うんモンが巨大化!?カラフルでキレイなリボンに隠された秘密とは…?
クエストをクリアしてうんモンをもとに戻す薬をもらおう!
このクエストで得られる防災体験
・洪水が起きた時の浸水想定の深さを体験できる。
ラストクエスト
クエスト1,2で得たアイテムを使ってうんモンを元に戻そう!そして捕まえよう!
このクエストで得られる防災体験
・災害時のトイレについて、体験できる。
感染症対策について
新型コロナウイルスの感染拡大下でも、災害はこちらの都合に合わせて待ってくれません。
防災の学びを止めないためにも、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じて対面式でイベントをおこないました。
●感染症対策1
15分に一組のご案内とし、蜜になることを防止しました。参加していただける人数が限られますが、安全に学んでいただくことを重視いたしました。
●感染症対策2
参加者には、体調のすぐれない方にはご遠慮いただき、マスク着用でのご来場と、受付時に手指のアルコール消毒とゴム手袋の装着をお願いしています。また会場を出てからは手洗いをしていただくよう、お願いしています。
●感染症対策3
会場内で空気が停滞する場所がでないよう、サーキュレーターを動かしています。
クエスト型のストーリーと、感染症対策の実施で、新しい防災体験を地域に提供していきます。
イベント企画について
企画の背景
このイベントを計画したきっかけは、地域の防災を伝えたい人が、地域で防災を必要としている人に繋がっていないと感じたからです。その背景には、北海道の地域で防災を必要としている人は本州からの専門家を呼ぶために高い資金が必要になることと、地域で防災を啓蒙したい人が経済的な問題を理由に啓蒙活動を継続できない実態があります。また、防災の内容が、地域の災害リスクを反映されないままに過去の災害事例をそのまま持ち込まれている場合もありました。
一方で、新型コロナ禍での災害対応では、全国からの人の移動が制限される場合もあります。
全国からのマンパワーを受けられない場合の災害対応、復興を考えると、事前の対策で減災していくことがますます重要となっています。
その中で災害を乗り越えていくためにも、「道民の防災啓発者が育ち」「道民のための防災で」「道民とつながる」ことが平時から必要になります。
そのつながる場になるような仕組みはできないだろうか…そんな考えの中からこのイベントは生まれました。
子育て中の女性が企画
自分の子どもに本気で参加させたいイベントを作ろう!自分の子どもが将来災害から身を守れるようになるために何が必要だろう?住んでいるところも、働いている状況も、防災へのかかわり方も、子どもの年齢も得意なことも違う3人のお母さんが防災をキーワードに集まって本気で考えた結果、このストーリーがうまれました。
子どもが活き活きと活躍し、大人から温かいまなざしと「ありがとう!」を受け取る場
枠にはまった指導ではなく、助けを求める大人に求められて、参加するお子様が主体的に育つ場としてこのストーリーが作られています。
商業施設で実施できる防災イベント
地域の防災を話し合って進めてくださっているのは、主に町内会の方々です。町内会の方がその地域のプロとして話し合いを積み重ねてくださる活動があって、私たちがいざ災害を迎えるときの準備が進んでいます。
ですがその活動も、気が付けばいつも同じ顔ぶれ…。子育て世代がその活動に関わりが薄いという課題があります。
その課題を解決するために、子育て世代を呼び込むのではなく、子育て世代が普段の生活の中で利用する場所で開催することを目的に、商業施設で開催できるイベントにしました。
子育て世代にかぎらず、地域の方にも教職員の方にも、お買い物がてら気軽に防災アイデアを得てもらえる場を目指しています。
防災の場に来てくれないと嘆くのではなく、こちらから暮らしの中に防災を連れて会いに行くイベントです。
柔軟に変化できるイベント構造
クエストブースを増やすことで、別の防災コンテンツを追加できます。伝えたい人がブースを追加することはもちろん、地域の方にブースを出展していただくことで地域との協働ができる構造になっています。
力を貸してください
このイベントは、新型コロナ禍のなかで「まずはできる限りのことをやってみた」段階です。
例えていうなら、雪だるまを作るときの最初の雪玉をぎゅっと握ったところ。まだほんの小さな一握りです。
これから少しずつ、実施していただける場所、かかわっていただける方を増やし、大きな大きな雪だるまをみんなで力を合わせて作っていきたいと願っています。
これからこのイベントを育てていくために、たくさんの力を必要としています。
どうぞお力をお貸しください。
企業の方へ
イベントに興味をもっていただけましたら、詳細をご説明させていただきますのでお気軽にお声掛けください。
面白そうと思った方へ
防災したっけは一緒にイベントを実施していく仲間を必要としています。
すでに防災を伝えている方やこれから防災を伝えていきたい方ももちろん、防災とは無縁の方でも会計に強い方やSNSに強い方、動画編集のできる方、連絡や調整が得意な方、盛り上げてくださる方、イベントで受付をしてくださる方、イベント参加者の視点で話をきいて感想を教えてくださる方等々、たくさんの力を必要としています。そして、皆様の「やってみたい」をみんなで実現していく場に育っていきたいと願っています。
なんだかおもしろそうと思ってくださった方、お気軽にお声掛けください。