2022年度「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」に採択していただきました。
選考理由についてはファイザー株式会社のHPに掲載されている「2022年度の選考結果(pdf)」をご覧ください。
ファイザー株式会社
「ファイザープログラム ~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」について
(外部リンクが開きます)
札幌市では現在障がい者の個別避難計画作成は進んでいるとは言えない状況です。
その背景には様々な問題が複雑に絡んでいます。
どんな制度があったら、今ある制度とうまくかみ合って進めていけるのか
当事者の声を聴きながら地域とともに一緒に考えるプロセスを進めるために申請しました。
もし避難しなければならない状況になったときに、
助けにきてくれる誰かが必要なのに
その「だれか」がみつからない。
避難所に行かなければならない状況になったとても、
行ける避難所がそもそもない。
行ける避難所があるなら避難したいのに!
避難所に行く事態になったときは、もういいや。
命をあきらめる。
こんな声が札幌在住の障がい者からもあがっています。
これらの声は「避難所にいけない」「避難所にいけるわけがない」という短い一言だったことを、お話ししながら掘り下げた時に聴こえてきました。きっと私がきいたこの声はごく一部で、もっとたくさんの理由があるでしょう。
ここにあるのは3つの事例ですが、どれも解決しなければならないことが異なります。
1つ目は、支援者をみつけること、
2つ目にはいける避難所を用意する事、
3つ目には命をあきらめない助かりたい気持ちを育むことが必要です。
2023年度は、「避難所にいけない」の裏側に何があるのか、調べていきます。
そしてその声を聴きく場所であり、その対策を実施する場所として、
まもりタイズを障がい当事者と一緒に企画運営していきます。
当事者と一緒に考えるこの事業を全国にも広く報告してほしいと
採択の時にも期待していただいたのでしっかりご報告できるように頑張ります。
この問題は一人でも、防災したっけだけでも解決はできません。
たくさん方にお力を貸していただきながら大切に使わせていただきます。
ありがとうございます。